住宅にはメンテナンスやリフォームが必要な2つの理由
COLUMN
日本の住宅の平均寿命は30年程度といわれています。
ところが、しっかりとメンテナンスやリフォームをすれば、より長く住み続けられることはご存知でしょうか?
適正な設計のもと適正につくられた住宅で、定期的な点検とメンテナンスを行い、暮らしやすくリフォームすれば、機能を維持したまま長く快適に暮らせます。
それだけ日本の設計技術や建築技術は世界的にもトップクラスに優れているのです。
<住宅にはメンテナンスやリフォームが必要な2つの理由とは>
住宅の機能を維持しながら長く快適に暮らすには、メンテナンスやリフォームが重要なカギになります。
ただし言い換えれば、メンテナンスやリフォームをしないと長く快適に暮らすことは難しくなるといった側面もあります。
その理由は、以下の通り大きく2つの影響を受けるためです。
・各部位の劣化
・生活様式の変化
● 各部位の劣化
住宅のあらゆる部位では、経年とともに劣化して徐々に性能が低下します。
この性能低下を防ぐための能力のことを耐久性といいますが、耐久性にも限界があり、いずれ本来の機能を失うときが必ずやってきます。
住宅の各部位はそれぞれ重要な役割を担っており、機能を失い役割を果たせなくなると他の部位にも波及し劣化はますます加速するのです。
例えば、屋根は建物を風雨から守る役割がありますが、防水機能を失うと雨水が内部に侵入し雨漏りを起こしたり、構造部が腐ったりします。
住宅を長持ちさせるには、耐久性に優れる材料を選択することと、機能を失う前に適切なタイミングでメンテナンスやリフォームをすることが重要です。
● 生活様式の変化
住宅のあらゆる部位では、まだ性能として機能するようでも生活様式の変化によって使いにくくなることがあります。
住み慣れた環境であっても利便性や安全性に期待ができなくなると、不便を感じたり、あるいは徐々に使用しなくなったりするでしょう。
そして、ときには安全を脅かす原因にもなる点では注意が必要です。
例えば、高齢化にともなう筋肉の衰えからトイレの座り立ちの動作がつらくなったり、車いすが必要になると段差が乗り越えにくくなったりします。
また家族構成の増減によって部屋の数が不足したり、逆に使わなくなって余ったりすることなどもあるでしょう。
生活様式の変化にともなって、暮らしやすく住まいを変化させるリフォームをすることで快適性の向上につながるのです。
<設計事務所でリフォームを!>
住宅の劣化や生活様式の変化にともない、家庭ごとに異なるスタイルに合わせてリフォームをすることが生活の質を高めることにつながります。
設計事務所で行うリフォームは、あらゆるニーズにも対応できる自由度と、得意とするデザイン性を発揮し、オンリーワンな空間をつくることが可能です。
建物の構造や、法令、規制などに精通した建築のスペシャリストである設計事務所といっしょに快適な空間づくりをしてみませんか?
暮らしの悩みを解決する提案をさせていただけると幸いです。